共有SSLの設定

弊社サーバーの証明書を利用したSSL通信機能、『共有SSL』について説明します。

この機能を利用することで、アンケートなどの各種フォームから送信されるデータを暗号化し、安全にサーバーまで送り届けることができます。

   
ご利用にあたっての注意事項
 

『共有SSL』に利用するSSL証明書は、弊社指定ドメインに発行されております。

このSSL証明書を共有するため、『共有SSL』の環境仕様では、通信がお客様のサーバーから、弊社指定サーバーを経由するかたちとなります。

この環境仕様上、セッション処理を用いたプログラムには、『共有SSL』がご利用になれません。

【 『共有SSL』がご利用になれないプログラムの一例 】

  • osCommerce、ZenCartなど、決済処理を行なうオンラインショップツール
  • phpMyAdminなどのデータベース管理ツール
  • MovableType等の各種CMS・ブログツール

上記のようなセッション処理を多用するプログラムでの、SSL通信をご希望の場合には、 誠に恐れ入りますが、『独自SSL(ベリサイン・ジオトラスト等)』のご利用を検討下さい。
※なお、『独自ドメイン名を利用した共有SSL機能』の提供は2008年1月13日をもちまして終了させて頂きました。

   
1. 弊社お知らせの設定情報から『指定ドメイン名』を確認する
 

『共有SSL』機能を利用するには、サーバー側の専用フォルダのなかにデータを置いたり、 サーバー側に特別な設定を行ったりする必要は一切ありません。

実際に暗号化通信を利用したいプログラム(送信フォーム等)までのリンクアドレスの一部を、 弊社指定のアドレス『指定ドメイン名』に変更するのみで有効となります。

まずは、お客様向けの『指定ドメイン名』を確認します。

a.『サービス開始のお知らせ』メールの管理者情報をご確認下さい

『共有SSL』を利用するための『指定ドメイン名』は、サーバー開通時に弊社より送付しております。

『サービス開始のお知らせ』というメールに明記がございます。
※ユーザー設定情報のなかの『◆◆◆オプション設定情報◆◆◆』の欄をご確認下さい。

オプション設定情報

以上で『指定ドメイン名』の確認は終了です。

つぎに、実際にリンクアドレスの編集作業に移行します。

   
2. 暗号化したいプログラムへのリンクアドレスを『指定ドメイン名』に変更する
 

今までの手順で、お客様がご利用になれる『指定ドメイン名』がご確認頂けたかと存じます。

つぎに実際に『共有SSL』を利用するため、対象プログラムへのリンクアドレスを変更します。

a.対象プログラムへのリンクが明記されているHTMLソースを編集する

送信フォームの「送信ボタン」等に明記したリンクを、普段ご利用のHTMLエディタを用い、 以下のように変更して下さい。

【 変更前 】
<form action="http://www.sample.ne.jp/bin/formmail.cgi" method="post">
【 変更後 】
<form action="https://ss001.securesite.ne.jp/ssl.sample.ne.jp/bin/formmail.cgi" method="post">

以上の変更を行った後、対象のHTMLファイルを保存します。

b.編集したHTMLファイルをサーバーにアップロードする

『共有SSL』で暗号化を有効にしたいリンクアドレスを、全て『指定ドメイン名』に編集した後、 サーバー側に編集したHTMLを上書きアップロードします。

 

以上で『共有SSL』を利用するための設定作業は終了となります。